ピアノを独学で弾けるようになるために、最も重要で、絶対に必要な1つ。ドレミで言えばド!
それは「お手本」です。
・ピアノを独学でどう始めたらいいか?
・ド素人だけど、ピアノを弾けるようになりたい
・初心者用のピアノのテキストは何がいい?
・ピアノで〇〇の曲を弾けるようになりたい!
一口にピアノを弾けるようになりたい、と言っても色々な方向性やレベルがあったりします。
自分の年齢、練習に割ける時間、ぶっちゃけ才能など環境的な要因もあったりします。
例えば①「楽譜を見て初見である程度いろいろな曲を弾けるようになりたい」。
その曲の難易度にもよりますが、これは多分かなり時間を要すると思います。ざっくり言えば年単位です。基礎的な曲から初めて、何度も何度も何千回も何万回も楽譜をきちんと読みながら頭の中に音階を言葉で浮かべながら、楽譜から音を読み取り演奏に繋げる力を鍛えていく必要があります。言わば正統派的な感じになると思います。正直に言って、この場合はまずは音楽教室に行くべきかと思います。ムリとは言いません。
そうではなくて、例えば②「どうしてもこの曲を弾けるようになりたい!」。といった場合。
大人(中年?)はこのパターンが多いんじゃないでしょうか?
この場合はそんなに時間は要さないと思います。もちろん選曲にもよりますが。
では独学で、どうやって練習していくのか?(②の場合です)
当たり前ですが、まずピアノを用意します。練習するには電子ピアノがいいんじゃないでしょうか?ヘッドホンとか使えば周りに迷惑も掛かりませんし。
ピアノはフルだと88鍵盤あります。キーボードもそうなのですが、61鍵盤だったり76鍵盤だったりのものもあったりします。やりたいと思う曲が61鍵盤とかで弾けるのなら61鍵盤でもよいでしょうね。でも次に違う曲をやろうと思ったり、ちょっとレベルをあげたりするとスグに61鍵盤では足りなくなりますから、可能であれば出来るだけ最初から88鍵盤のものがいいです。61鍵盤のキーボードを使っていて、例えばスタジオとかに行って88鍵盤のピアノを弾こうとすると全然感覚が違ったりしますしね。もちろんタッチも全く違いますけど。
次は楽譜でしょうか。ヤマハの「ぷりんと楽譜」とかメジャーかと思います。かなりの数がありますし、レベルが「初級用」「中級用」「上級用」と分けられていて、まぁ初心者であれば迷わず初級用を選ぶことをお勧めします。それでも私のような初心者にはかなりハードル高いですσ(^_^;)
ここまでは必須なものですから、誰もが必ず用意する訳ですが、独学で練習する場合に他に絶対に必要なものがもう一つあります(一部の天才を除く)。
演奏のお手本です。
独学でピアノを練習する場合、演奏のお手本は必須です。
まず楽譜が解読(笑)出来たとしても、自分の演奏が楽譜と本当に合っているのか?が分かりません。
前述のぷりんと楽譜であれば、youtubeのお手本演奏が1分程度あります(無い場合もあります)から、まだ何とかイメージが掴めると思います。
また、現代ではyoutube等で演奏を披露してくれている方がたくさんいらっしゃるので、結構見つけられると思います。
お手本は音だけでもいいので、CDとかあれば何とかなります。
もしもお手本演奏がインターネット等で見つけられなかった場合、誰かに頼むしかないと思います。ピアニストや音楽の先生とお友達になりましょう。
とにかくお手本の演奏動画や音源が入手出来なかったら、ハッキリ言ってお手上げです。
演奏のお手本が手に入ったら、基本的には次の手順で練習します。
① 楽譜を解読する。
② 右手で数小節区切りの良いところまで演奏する。(反復して覚える)
③ 左手で、右手が覚えたところまで演奏する。(反復して覚える)
④ 両手を合わせて演奏する。
⑤ ところどころで、お手本の演奏と音が合っているかチェックする。(これは通勤電車等で繰り返し聴いたりしてもよいと思います。何気に聴き流しているところも、じつは何十回と繰り返し聴かないと分からないようなところもあったりします)
⑥ ②~⑤の繰り返し。
気を付けるのは、まずは「とにかくゆっくり弾く」ことだと思います。意識してゆーーーっくり弾くことが重要です。とにかくゆっくり弾いて、正確なテンポを覚えることです。
お手本のスピードで弾くのは、覚えた後の方がいいです。
そしてとにかく反復です。100回やって出来なくても繰り返し繰り返しやることによって、5回に1回→3回に1回→ほぼ出来る、という感じで少しずつ出来るようになってきます。また、わたしは「いくら練習しても出来ない!」ってところが次の日の朝にやると「あれ?出来る!?」ってなることが多かったです。
と言った感じで1曲覚えて、また違う曲を覚えて、って感じで、時間に余裕があるのであれば「覚える」だけでなく「楽譜を読みながら(理解しながら)」練習しましょう。でないと、たとえば曲の途中から弾こうとした時に弾けなくなります。楽譜の「ココ」から弾こうっていうのが出来なくなるからです。なぜなら曲自体を覚えてしまうので楽譜を読む必要が無くなり、弾ける曲でも楽譜が読めなくなってしまうのです。というか、逆に楽譜を見ると弾けなくなるという状態になります。
なので、長い目でみるならば、楽譜を読みながら(理解しながら)、ゆっくりと演奏する練習を行うことがとても重要になります。※1曲だけ弾ければOKって場合は別です。
という感じで、ピアノの独学の練習方法の一部を公開させて頂きました。これは私が実際に経験していることなので、人によって多少の違いはあるかも知れませんが確実な内容だと思います。
また、指番号や音楽記号など便利で必要な知識もありますので、それはまた別の機会に書きたいと思います。今日は基本的なピアノの独学の進め方をまとめてみました。
上記は言わばピアノ独学方法のスタンダードだと思います。
これらのノウハウをきちんと体系立てて教材として売っているところもあります。
例えばこれ。
お手本、分かりやすい解説動画、必要な音楽知識。。。独学でピアノを弾けるようになるための全てのツールが入っています。
ピアノ教室へ通うまでのお金や時間はかけないで、ある程度のお金をかけて、ピアノを弾けるようになるツールです。例えるならば
「好きな時間にピアノ教室」です。
ピアノ教室は通う時間が限定されますが、これなら自分の好きな時間にいつでもクオリティの高い練習をすることが出来ます。理にかなったやり方なので、わたしも最初からこの教材でピアノを始めればよかったと思いました。
わたしはピアノに限らずあらゆることを独学でマスターしてきていて自信満々だったから、最初によく調べなかったんですよねぇ(汗)
という訳で、プロのノウハウが詰め込まれたこちらの教材をお勧めします。何でもそうですけど、やっぱり無料と有料のモノでは身につくレベルが段違いです。